うんちが僕たちの体の状態を教えてくれるわんっ
健康診断などで、うんちを検査機関に出す事があるかと思いますが、
それは、そこから体の状態を伺い知れる事がたくさんあるからです。
犬のうんちも人間と同じく、
愛犬の体の状態を教えてくれる情報がたくさん詰まった大切なもの
犬は言葉で伝えることが出来ないため、うんちの見方がわかると、
日頃の健康チェックや、病気の早期発見にもすごく役立つので、
お伝えしていきたいと思います。
うんちの中身
うんちの中身は、
- 腸内細菌と、その死骸など
- 食物残渣(口からはいったもののうち、消化されなかったもの)
- 腸内の剥がれ落ちた細胞、胆汁、ミネラル分など
- 水分
で、実は、”ただの食べかすの集まり”というわけではないのです。
うんちができるまで
うんちができるまでの流れは、
- 口から食物が入り唾液と混ざり
- 食道を通って胃に運ばれ
- 胃で食物を溶かし
- 小腸で消化吸収がおこなわれ
- 大腸で繊維の消化吸収と水分電解質の吸収がおこなわれ
- 直腸を通って外に出される(排便)
となっていて、口から食べ物が入って外に出てくるまで、1本の管で繋がっています。
そのため、うんちの匂い、色、形、状態などから、体の中の様々な状態を伺い知ることができます。
うんちから分かること
では、うんちを見ることで、どんな事がわかるのでしょうか。
大きく分けて見ていくと、
- 匂い:腸内細菌のバランス
- 色:臓器からの出血の有無、大腸に停留している時間の長短
- 形:腸の運動性、食物繊維の過不足
- うんちの中身:胃腸の消化吸収状態
などがわかります。
うんちが外にでてくるまでの時間
口から食べ物が入って、うんちが出てくるまでの時間は、
- 犬:半日~1日半
なので、犬の場合は毎日排便があるのが正常です。
そのため、
- 2日以上出ない = 便秘になっている可能性あり
- 5日以上出ない = 何かしら病気を併発している可能性あり
と考えられるため、
3日以上うんちがでない場合は、かかりつけの獣医さんに相談し、
大腸を診てもらうことをお勧めします。
愛理
次回は”うんちの匂い”についてお伝えしていきます。愛犬はもちろんのこと、人間も同じなので、ぜひ皆様の健康チェックにも役立ててみて下さい。
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