愛犬にご飯をあげる時、ドッグフードに記載の分量がどの子にも適正とは言い切れないし、
手作り食をプラスした時の分量や、完全手作り食の場合の分量などについては、
その子の消化能力や、体調によって異なるため、この分量です!とご案内することができず、
と、飼い主さんを悩ませてしまう事もあるのですが、
Laughing Togetherでは、消化状態や体調を診ながら、
ごはんの量を調整していく方法を、個別にお伝えさせて頂いております。
今回は、そんな、消化状態の見方に、どんな方法があるのか、
一つ、お伝えしたいと思います。
完全手作り食の場合は、消化良好、体調良好、他、
わんちゃんの体の状態を診ながら、全体量を調整していきます。
しかし、犬と人間とは、必要な栄養素が厳密に一緒ではないため、
初めて完全手作り食に挑戦される方につきましては、
栄養不足を防ぐためにも、慣れるまでは、有識者の方と一緒に始められ、
犬の体調変化のサインを伺いながら給与していくことを、お勧め致します。
犬の消化時間
犬がご飯を食べてから、うんちを出すまでの時間は、
大体、半日~1日半と言われています。
愛犬の消化能力チェック
人も、ご飯を食べた後は胃の部分がぷっくり膨れ、時間の経過と共に、
膨れた部分が凹んで来ますが、犬も一緒です。
そのため、
- 愛犬の空腹時の胃の膨らみ具合をチェックする(空腹時のお腹の膨らみを覚える)
- 愛犬の食後の胃の膨らみ具合をチェックする(食後のお腹の膨らみを覚える)
- 食後数時間後に、再度、愛犬の胃の膨らみ具合をチェックする
(数時間後のお腹の膨らみをチェックし、①と②の時のお腹と比べる)
この時に、
胃の膨らみが凹んできている場合は、
=消化できている
胃の膨らみが、ずっと膨らんだままの場合は、
= 消化能力が落ちている、ごはんの量が消化能力を超えている
と推測できます。
消化できていない場合の対処
愛犬がご飯を食べてから数時間経っても、胃が膨らんだままの場合、
1)消化能力が落ちていて、食物をうまく消化できていない
2)ご飯の量が多すぎて、消化できていない
などが考えられます。その時の対処法としては、
1)消化能力が落ちている場合には
りんごをあげると、消化を助けてくれます。
しかし糖質も高いため、あげすぎには注意が必要です。
膵臓の機能低下時や、膵炎などにより消化能力が落ちている場合には、
糖分は症状を悪化させてしまうため、控えて下さい。
膵炎の疑いがある場合の症状としては、
下記の”こんな場合には獣医さんへ相談”の中に記載しております。
2)ごはんの量が消化能力を超えている場合には
ごはんの量を減らして、胃腸の負担を減らしてあげて下さい。
減らした後、再度、胃の膨らみ具合をチェックして、
愛犬が消化できる量に調整してあげて下さい。
こんな場合には獣医さんへ相談
- 食べているのにどんどん痩せていく
- 食べているのに、毛艶が悪くなっていく
- 脂っぽいベタベタするうんちが出るようになってきた
消化には、栄養を分解吸収する酵素が働いてくれているのですが、
膵臓の機能が落ちている子や、膵炎の子については、
栄養を上手く吸収できなくて、上記のような様子が伺えるようになります。
- 祈りのポーズをよくするようになってきた
祈りのポーズとは?ストレッチや遊ぼうと誘っている時の姿との違い
https://wanchan.jp/osusume/detail/5310
引用元:わんちゃんホンポ
- いつも背中を丸めている
- お腹を触ると嫌がる
膵炎は、お腹の痛みを伴うため、
上記のような様子が伺えるようになります。
https://laughing-together.com/course/