漢方

インフルエンザに漢方の麻黄湯(マオウトウ)

愛理
愛理
毎年年末~2月頃までインフルエンザが流行りますが、
そんな時期の助けになる漢方をご紹介します

漢方薬は体質改善のイメージから、即効性がないと思われている事も多いのですが、

実は、即効性がある漢方も多数あります。

漢方の使い分け

我が家では症状別に漢方薬を取り揃えていて、不調の兆しがでたところですぐに服用します。

漢方薬が即効性のあるものか、緩やかに効いていくものかを、

簡単にざっくり見分ける方法は、漢方の構成生薬数を見ることです。

 

構成生薬数が多い物は効きが緩やかで、体質改善などの漢方で良く知られている

加味逍遙散(カミショウヨウサン)の中身を見ると、10種類の生薬から構成されいます。

逆に即効性の高いものは、漢方の構成生薬数が少なく、パワフルです。

その為、構成生薬数が少ないものは、連続で長期の使用には向きません。

 

今回ご紹介する麻黄湯(マオウトウ)の構成生薬はたったの4種類で構成されていて、

我が家の旦那様も2年前にインフルエンザにかかった時には、

飲んで翌日には熱がすっかり引いて、体が楽になり元気になりました。

OMRONさんの記事に麻黄湯の解熱効果についてわかりやすい情報が掲載されておりましたので、

情報共有いたします。

【引用元】OMRON公式サイト 健康コラムより
https://www.healthcare.omron.co.jp/resource/column/topics/102.html

 

ただし、やはりインフルエンザなので、病院には行き、解熱は麻黄湯、

抗インフルエンザ薬はリレンザで治療し、他の方への感染予防のため、1週間のお休みをしました。

漢方の飲み方

実は漢方には飲み方があり、処方名からわかるようになっています。

1.白湯に溶かして飲む漢方

麻黄湯(マオウトウ)のように、処方名に、”湯” と入っている漢方の飲み方は、

白湯に溶いてから飲むのが本来の服用方法になります。

漢方は元々、生薬を土鍋などで煎じて(煮詰めて薬効をだす)飲むお薬になります。

○○湯と処方名がついているお粉の漢方は、生薬を煎じたものをドライにしたもの

になり、身近なものに例えると、インスタント珈琲のようなものになります。

インスタント珈琲を飲むときにお湯に溶かして飲むように、○○湯と処方名がついている

漢方薬も、白湯で溶かして煎じ薬に近い状態で服用してあげると飲みやすく、

体内への吸収も良くなり、胃腸を冷やすことなく服用することができます。

2.お粉のまま飲む漢方薬

〇〇散と名前のつく漢方は生薬をそのまま粉にしたものになり、

代表的なもので言うと、よく胃腸薬などは、○○散という名前で売られていて

身近かなと思います。お水で飲んでもいいのですが、可能であれば白湯で飲むことで

胃腸を冷やすことなく服用することができます。

3.丸剤のまま飲む漢方

丸剤は、散剤に蜂蜜を加えて丸めたお薬になります。

そのため、飲み方は散剤同様、お水で飲んでも構わないのですが、

可能であれば、白湯で飲むと胃腸を冷やすことなく服用することができます。

麻黄ってどんな生薬

麻黄湯(マオウトウ)に使われている麻黄(マオウ)という生薬は、

マオウ科という植物の地上茎を使われています。

地上茎ということは、地面よりも上にでている茎の部分を使った生薬ということです。

 

自然界には、陰(イン)と陽(ヨウ)というエネルギーがあり、作物では、地面から上にでていて、

上に、上にと伸びていく作物は陰性(インセイ)で体を冷ます作用があります。

 

麻黄の地上茎の主要成分はエフェドリンと言われてる成分で、主な薬効は、

鎮咳(チンガイ)咳を治める作用、去痰(キョタン)痰を取り除く作用、

抗炎症(コウエンショウ)炎症を治める作用、発汗、解熱作用があるとされています。

麻黄は、妊娠中の方や、高血圧、心臓病、腎臓病、甲状腺機能障害などの

持病を持たれている方は、服用に注意し、主治医に確認してください。

麻黄湯の構成生薬

麻黄湯(マオウトウ)は次の4つの生薬から構成されています。

麻黄湯の構成生薬

1.麻黄(マオウ) 2.杏仁(キョウニン) 3.桂皮(ケイヒ) 4.甘草(カンゾウ)

1.麻黄(マオウ)の主な薬効

鎮咳(チンガイ)咳を治める作用、去痰(キョタン)痰を取り除く作用、

抗炎症(コウエンショウ)炎症を治める作用、発汗、解熱作用があるとされています。

 

2.杏仁(キョウニン)の主な薬効

杏仁(キョウニン)は杏子の種の生薬で、鎮咳(チンガイ) 咳を治める作用があります。

 

3.桂皮(ケイヒ)の主な薬効

発汗、解熱、鎮痛。桂皮(ケイヒ)=シナモンには、体を温める薬効以外にも、

中枢神経に効いて痛みを治める薬効もあります。

どちらかというと、体上部の痛みに作用するので、頭痛があるときにも使える生薬になります。

そのため、血が頭に上っているような疾患、例えば癲癇(テンカン)や、

気分がイライラしている時などには控えた方がいい生薬になります。

麻黄湯ってどんな漢方

麻黄湯(マオウトウ)は生薬の麻黄(マオウ)と桂皮(ケイヒ)で血行を良くし、

発汗解熱を促進し、杏仁(キョウニン)で気の滞りを散らして、浮腫みを取り、咳や痰を治め、

甘草(カンゾウ)で症状を緩和し、麻黄(マオウ)との相乗効果で利尿を促し、

利尿により溜まった熱を冷まします。

そのため、麻黄湯(マオウトウ)は風邪のひきはじめで、

寒気、発熱、頭痛、体の節々が痛くて熱がこもっている状態に向いている漢方になります。

 

薬局などでも購入可能な漢方のため、熱が体にこもるような風邪の時や、

夜間のインフルエンザでの急な発熱時などに常備しておくと、この時期重宝します。

ただし、抗インフルエンザ薬ではないため、熱が治まっても念のため病院で診てもらい

インフルエンザかどうかは確認して下さい。

 

ご家族の常備薬としての漢方の使い方や、愛犬ちゃんの漢方について、

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