愛犬との暮らし

愛犬との防災対策

主人の実家と祖父母や叔母の家がある厚真町と苫小牧市の被災を受けて、

日々連絡を取り合う中で、新ためて防災の備えを見直す必要を感じました。

 

幸い、主人の祖父母は農家のため、野菜やお米の備蓄があり、

両親も苫小牧という場所柄、フェリーや救援物資がいち早く到着する場所でもあり、

お水や食料は、給水所からの支援と、両親を通して苫小牧から運ばれていて、

現在、断水以外は生活にあまり支障なく過ごせている様子を聞き、

 

”備えあれば憂いなし”

 

という言葉が頭に響き、何事もない時から十分な食料の備蓄と、備えを準備し、

キャンプなど、家電等がない中で過ごす経験を重ねることも大切だと感じました。

 

あわせて、万が一被災し、避難が必要になった場合に、愛犬との避難方法についても

確認したので、情報をまとめさせて頂きます。

【事前】避難場所と、犬の同行避難について確認

ペットの同行避難は、避難所によって異なります。

その為、次の①~③の場所について、居住地で指定されている避難場所の確認と、

ペットの同行避難について事前確認しておくことをお勧め致します。

(各市区町村の公式サイトの”暮らし手続き”の場所に、”防災・危機管理情報”が

あるかと思いますので、そちらを確認頂くと、問合せ窓口の連絡先記載があります)

 

避難する場合の流れ

①一時避難場所

避難する場合は、まずは自治会がしている一時避難場所(近くの公園や空き地)となります。

②広域避難場所

次に、延焼火災などの恐れがある場合などは、身の安全が確保できないときに避難する場所として、広域避難所となります。(学校や広い場所など)

③避難所

家が被災した場合や、避難所への避難勧告・指示がでた場合に向かう場所となります。

避難所へ行く場合は、必ず同行避難する

避難する場合は、必ずペットと同行避難(※)します。

(※市区町村に事前にご確認頂いている場合は、そちらのご指示にて避難をしてください)

 

ただし、必ずしも同室で過ごせるということではなく、ペットの受け入れを許可している

避難所であっても、ペット同伴の方達の場所をわける地区や、ペットだけ別棟での避難で

あったり、様々となります。

※1 同行避難とは

人とペットが安全な場所(避難所など)まで行動を共にすることであり、ペットの鳴き声や臭いに敏感な方や、アレルギー体質の方がいることへの配慮などから、避難所において人と同室で飼養管理することを意味するものではないとのことです。

準備しておく避難グッズ

1)クレード もしくは ケージ

避難時は、クレードやケージの中で過ごすことが増えるため、日頃から愛犬を慣らしてあげて、

愛用しているクレードやケージを持参してあげることをお勧めします。

現在ない場合は、お勧めのケージがありましたのでご紹介いたします。

 

①給水ボトル固定もできる多機能5Wayキャリーバッグ

5wayバッグ詳細はこちらから

・避難所生活も想定した商品のため、高機能な5通りの使い方ができる

・給水口付きで、愛犬が中にいながら給水可能(給水ボトルは別途用意が必要)

・避難用品も入る収納力

・視線コントロール用の布が付属でペットも安心(145cm×145cm)

・ショルダー・手提げ・リュックなど使い方の幅が広い

・組み立て簡単で、広げると横:77cm 高さ:32cm 奥行:37cmになる

・おしっこシートを併用して使用可能。カバーの取り外しができ洗濯可能で清潔

 

②コンパクトで組み立て簡単、広々空間の2Wayキャリーバッグ

日頃から使えるキャリーバッグ&ケージの2WAYバッグ詳細はこちらから

・コンパクトに畳めて持ち運びが容易&便利

・キャリーバッグの片側・両側などシーンに合わせて広さを調節できる

・ファスナーで簡単にケージに形を変えることができる

・広さがあるため、シーツトレーをケージ内に設置できる(別途用意が必要)

・中敷きの取り外しができるため、清潔

・ファスナーを全部広げると 横:81cm 高さ:27.5cm 奥行:50cmになる

 

2)折り畳み式サークル

犬種によってサイズがあります。

畳むと隙間に収納できるくらい、コンパクトになることと、キャリー&ケージ併用のものに
比べると、空間が広く取れるため、快適度が増します。

(※避難所によって、1頭どのくらいのスペースが取れるのかを、
事前に、市区町村の防災危機管理部に確認しておくことをお勧め致します。)

S:横:80cm 高さ:52cm 奥行:30.5cm(チワワなどの超小型犬用)
Sサイズ詳細はこちらから

M:横:92cm 高さ:62cm 奥行:.35cm(ダックスやプードルなどの小型犬用)
Mサイズ詳細はこちらから

L:横:126cm 高さ:72cm 奥行:47.5cm(コーギーなどの中型犬用)
Lサイズ詳細はこちらから

・収納がコンパクトで、広げてすぐ使える

・給水口設置可能(給水ボトルは別途用意が必要)

・屋根もあり、愛犬の飛び出し防止可能

・本体、メッシュ部分の掃除が可能で清潔

・高さがあり、広々空間のため、愛犬のストレスが少なくて済む

 

3)折り畳みができるシーツトレー(茶色とピンクの2種類)

キャリー&ケージ併用バッグや、折り畳み式サークルなどの中に設置できる

折り畳み式シーツトレーで、サイズは2種類あります。

レギュラーサイズ:シーツサイズ45cm×30cm 体重8kgの子まで用
→折りたためるシーツトレーレギュラー詳細はこちらから

ワイドサイズ:シーツサイズ60cm×45cm 体重12kgの子まで用
→折りたためるシーツトレーワイドの詳細はこちらから

・折りたためるため、持ち運び便利

・シーツの固定が簡単

・ヘリに高さがあるので、尿流れを防げる

・シリコンなので掃除が簡単、清潔

準備しておく備品について

・愛犬の写真

万が一はぐれてしまった時に、写真があると愛犬の特徴を伝えやすいため、

  • 正面
  • 後ろ
  • 全面
  • しっぽの形
  • 模様
  • 愛犬の特徴がでている部分の写真
  • トリミング前
  • トリミング後

などのお写真を用意しておくのがお勧めです。

レオ
レオ
僕もトリミング前後で全然違う姿になるんだわんっ!だから、トリミングに行っている場合は、トリミング前後の写真を持っておくのがお勧めだわんっ

 

・ごはん&お水用の入れ物

・首輪、リード、レインコート、マーキングベルト

・首輪につける迷子札は普段からつけておくことをお勧めします。

・愛犬のお気に入りのおもちゃや、愛犬自身の匂いのついたもの(愛用の毛布やタオルなど)
・飼い主さんの匂いがついた物(愛犬自身、飼い主さんの匂いがついたものがあると安心に繋がる為)

・健康手帳(既往歴、予防接種記録など)

避難所などで共同生活する場合や、緊急時でかかりつけ獣医さん以外に診てもらう場合などに、健康手帳の準備があると一目で既往歴や予防接種の履歴、アレルギーの有無などがわかるので安心、便利です。→健康手帳の詳細はこちらから

・愛犬の常備薬

・外を歩く場合、怪我をする恐れがあるため、靴があると安心です。

レオ
レオ
日頃から時々履いて、慣れておくのがおすすめだわんっ

・大型犬の場合、歩いて連れていく事を考えると、耐防火、防寒、衝撃吸収を兼ねたスーツがあると安心です。
→ スーツの詳細はこちらから

または、バスタオルを一枚用意しておき、畳んで少し厚めにしたものを、頭ら背中に乗せてあげて、

45ℓなどの大きなごみ袋を手足と尻尾部分を切って穴をあけてあげて被せてあげるのも良いです。

万が一何かが落ちてきた場合も、バスタオルが衝撃を少し和らげてくれます。

準備しておく消耗品&食料品について

避難所にはペット用意の備蓄がないことの方が多い為、1週間分のペット用品の備えがあると安心です。(ペットの配給は被災後1週間後となる様子のため)

飲食料品の備蓄について

・ペットフード&飲料水

・愛犬ちゃんのお気に入りのおやつなど

 

消耗品の備蓄について

・排泄用品(ペットシーツ、うんち袋、新聞紙など)
新聞紙は、折って食器にしたり、ケージ上にかけて目隠しにしたり、色々使えます。
新聞紙の箱の作り方(引用元:いろはに情報館)

うんちが匂わない防臭袋だと、捨てやすくてお勧めです。
詳細はこちらから

被災時はうんちをすぐに捨てられない場合もある為、洗濯は不可なのですが、防臭効果
が薄れてきた場合、天日干し5時間で防臭効果が戻る繰り返し使える防臭袋もお勧めです。
防臭袋の詳細はこちらから

・体拭き、匂いケア用、歯磨き、止血用など汎用性が高いホワイトクレイ

ホワイトクレイ(ホワイトカオリン)を一つ準備しておくと、幅広く使えるのでお勧めです。
ホワイトカオリンの詳細はこちらから

・ホワイトカオリンは、作用が優しい為、どんな子にも使いやすいです。

・クレイが持つ、吸着効果により、消臭効果も期待できるため、スプレーボトルを
用意しておき、そこにホワイトクレイを混ぜて愛犬の体に吹きかけた後、
タオルなどでふき取ってあげると、体もサッパリ、匂いもスッキリします。

・ガーゼに、粉のままホワイトカオリンをのせて、ホワイトカオリンで口腔内を
磨いてあげると、汚れ吸着&消臭作用で、歯磨きとして使うこともできます。

・クレイには止血にも使えます。
万が一、愛犬が怪我をした場合は、粉のままホワイトクレイを振りかけると
止血になり、痛みの緩和と、怪我の早期回復が見込めます。
(※応急処置後は獣医さんに診せて下さい)

・クレイには精神を安定する作用もあるため、被災後に緊張している愛犬に
クレイが入ったお水で体を吹いてあげるのもお勧めです。

・タオル(数枚の用意がお勧めです)

・大判の布(クレード・ケージ・サークルの目隠しに使う用)

圧縮してある防災用毛布を1枚、愛犬用にも備蓄しているとケージなどの目隠しや、日中の防寒や、
大型犬の場合は、万が一怪我した時にタンカーにも出来るので役立ちます。
詳細はこちらから

・バッチフラワーのレスキューレメディ

フラワーエッセンスには、レスキューレメディがあり、強いストレスや、ショック
緊張を感じたときなどに役立つ緊急用のバッチフラワーがあります。

私自身、精神的にショックなことがあり落ち着かない時に使っていたのですが、
不思議と、すうっと心が落ち着き、助けられました。

緊急時の精神ケア用に1本あると、愛犬も飼い主さんも、お子さんも一緒に使えるので、
いざという時に安心です。

レスキューレメディの詳細はこちらから

愛犬用防災グッズ

愛犬用に何から揃えていいのかわからない場合は、防災グッズを用意し、
足りないものを追加していくのが手軽でお勧めです。

色々検討してみたところ、ポータブルケージもついているなど、
実用的で充実した防災グッズ14点がセットされてる商品がありましたので、ご紹介致します。

(※ただし、小型犬用のみのようです。)

愛犬用防災セット詳細はこちらから
愛理
愛理
我が家にも16歳の老犬がいるのですが、その子を思いながら、これならストレス少なく一緒に避難できる!と思えるものを検討しながら探しました。愛犬の防災対策を準備されている方のお役に立てることがあれば、嬉しいです。
ペット栄養管理士・犬の食事療法インストラクター師範認定講師・動物経絡温灸取扱者
山本 愛理_Airi Yamamoto
こんにちは。人と犬のホリスティックケアカウンセラー、山本 愛理です。
\ Follow me /