引っ越してきたばかりのとき、近所を歩いていたら、
ある1頭のハスキーちゃんが近寄ってきて、撫でさせてくれたことがある。
その仔は、ふわふわで、人に撫でられるのが大好き♪とのことで、
なでなでしている間、満面の笑みを浮かべてて、凄く、凄く可愛かった。
それから数年、近所に住んでいるにも関わらず、あまり会うことがなったのだけれど、
久しぶりに会ったその仔は、シニア期に入り、足元がふらふらしながらも、
初めて会ったときと変わらず、ふわふわで、可愛くて、あったかい目をしていた。
それから半年後、愛犬、ノアのお散歩からの帰り道、
ご近所さんのご自宅の前を通り過ぎたとき、奥の方から声が聞こえてきた。
おじさん:「わんちゃん抱っこされて、疲れちゃったのかな?」
声がした方へ振り向くと、ご近所のおじさんだった。
わたし:「心臓病があって、坂登るのは辛そうなので、抱っこしてます。^^」
おじさん:「そうかぁ。長生きするんだよ」
わたし:「ハスキーちゃんお元気ですか?」
おじさん:「この間ね、亡くなったんだ。病気があってね、手術をしたんだけれど、
その後からごはんを食べなくなってしまってね。手術をしない方が
良かったのかもしれないなと。僕は少し気持ちが落ち着いてきたんだけれど、
家族はまだね・・・」
おじさんから、愛犬のハスキーちゃんへの愛情と、手術を決めたことへの想いと、
家族の心配と、色んな想いが伝わって来た。来月末に引っ越すとの事だった。
「写真はイメージ画像です」
少し立ち話をしたあと、おじさんの家の前を離れたらすぐに、頭に声が響いた。
ハスキー:「お願い、家族に手紙を書いて欲しいの。わたしと、家族が繋がれるよう
手を貸してくれない?」
それは、お空へ旅立ったハスキーちゃんからの、お願いだった。
アニマルコミュニケーションをしていると、
こんな風に、仕事以外でも、ご縁がある仔と繋がることがある。
力を貸してあげたい。けれど、どう伝えれば・・・普段全く話したことがないのに、
いきなり、お空の仔が話したがっています。わたしが通訳します・・・って、
恐がられるよな・・・・
と悩んだけれど、その仔からのお願いは絶対に叶えてあげたかった。
この仔達が話しかけてくるときは、それだけ伝えたい想いがある時だから・・・。
一人悩んだけれど、どう言葉を紡いでも、怪しさ満点にしかならず、
友達のアニマルコミュニケーターさんに相談した。
友達にアドバイスをもらい、
お家の前を通った時に、ハスキーちゃんの声が聞こえたこと、
そのときに、ハスキーちゃんから伝わってきた想い、
お空へ旅立った仔とも話せる、アニマルコミュニケーションというものがあること、
怪しい分野だな・・・と怖がられないよう、獣医師のアニマルコミュニケーターさんもいる
ということ、心が落ち着いてきたときに、もっとハスキーちゃんと色々なお話をしてみたい
と思ったときの、お引越し先からのコミュニケーターさんの探し方など、詳しく書いて、
すぐにポストに届けた。
その仔のご家族が、ベストなタイミングで、ご縁があるアニマルコミュニケーターさんと
と繋がり、ハスキーちゃんの想いがご家族へと届くことを願いながら・・・。
後記
お空に旅立った動物さん達とお話していると、みんな、第一声に、家族にありがとう。
を伝えて来て、願うことはいつも、ご家族の幸せや笑顔のことばかり。
その純粋であったかな愛情に、いつも涙が溢れてくる。
人はどうしても、頭で考えてしまう。
あの時の選択は正しかったのか。他にもできることはなかっただろうか。
あの仔を苦しめたのではないだろうか・・・
もし自分が、お空に旅立った後、
地上にいる、大好きな家族が苦しみ続けている姿をみているしかできなかったら・・・
自分の立場に置き換えて想像してみたら・・・
すごく、辛いな・・・って思った。
最愛のわが仔を亡くして、すぐに笑顔にはなれないけれど。。。
もし、悲しみや後悔に捕らわれてしまっているご家族がいたら・・・
どうか、
T動物さん達の事を想い、悩みながら、その仔のためにその選択したときに、
ご自身の心の中にあった、その仔への愛をおもいだしてほしい。
地上で、悲しみ、苦しむご家族をみている動物さん達が教えてくれたのは、
彼等は人と違って、選択の後の結果で苦しんでいないことだったから。
ご家族が、その選択をする中で、常に自分のことを思い、自分のためを想い
悩みながら、愛ある選択をしてくれたこと。
動物さん達は、その『愛』のエネルギーそのものを受け取っていて、
ご家族の愛に、ありがとう。と思っている想いを、いつも伝えてきてくれる。
そんな、動物さんの想いが、ご家族へと伝わり、
動物さん達の大好きで、大切なあなたが、後悔や、苦しみから解放されて、
笑顔になってくれたらいいなと思う。