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原因不明の太もも・お尻の痛みに悩まされて2週間
痛みが発生してから10日後、太ももの内側に小さい発疹が1つ発生し、
少しづつ小さな発疹が増えていきました。
そして、痛みの発生から2週間後にやっと病名が特定しました。
原因は、帯状疱疹でした。
原因が特定できない間、とても不安で怖かったのと、
私の場合は発疹の発現が遅かった為、初期段階では帯状疱疹との診断がつかず、インターネット上の情報とも症状が合わず、治療が遅くなってしまった為、
同じような経験をする方がいたときのために、症状の経過と、
治療の経緯を残しておきます。
・左右片側だけにヒリヒリ、ピリピリした痛みがでたら、まず皮膚科を受診
・前触れなし。免疫力低下の自覚なし。突然ピリピリ感がでて痛みが広がる
・痛みの後、1週間後から発疹が発現することがある
・帯状ではなく、1つだけの発疹から始まることもある
・全身どこでもでる可能性があり、左右片側だけに痛みがでる
・帯状疱疹は冷やすと悪化。温めることが大切。
・ロキソニンをすぐに飲むと凄く楽(自然療法だけで痛みは治まらない)
・投薬治療を始めても、しばらくの間、発疹は増える(発疹押すとピリピリ痛む)
・太ももの帯状疱疹だったため、鼠径部リンパが腫れ、鼠径部押すと鈍痛あり
・痛み発生から2週間すると、痛みは続くが、軽減される&痛みが変化する
・ウィルス感染治療薬(アメナリーフ)+皮膚の炎症(アズノール軟膏)
+神経修復(メチコバール) のトリプルで投薬治療
・帯状疱疹の治療薬はとても高価なため、1万円持って薬局にいくといい
皮膚科で貰った帯状疱疹について詳しく書かれた冊子の内容⇒帯状疱疹こんな病気
1日目:突然の痛み、右太もも表面に火傷したようなヒリヒリ感
それは、何の前触れもなく、ある夜に急にきました。
場所は、右太ももの表側のみ。
”右太ももの表側に、手のひらサイズくらいの範囲で火傷を負ったようなヒリヒリ感”
その痛みは、翌日以降も続きました。
5日目:整形外科と、整体を受診
発生から数日間は、股関節になんとなく痛みがあり、冷やしていました。
しかし、痛みが治まらないため、5日経ってから整形外科に行き、
股関節と腰のレントゲンを撮ってもらいました。
結果は異常なし。
そのまま、整体に行き相談。
股関節周りが熱を持っていたため、冷やしてもらいました。
腰からも痛みがきている可能性がある。との事で、腰の治療を行い、コルセットを巻いて帰宅しました。
その日は、なんとなく股関節周りの腫れが緩和するも、痛みは広がるばかりでした。
8日目:痛みは右太もも前 + 右太もも横 + 右のお尻 まで拡大
痛みはどんどん広がってきて、ピリピリ感が増し、洋服が太ももに触れると痛くて辛い状態になってきました。
治る様子もなく、原因も特定できず、不安もどんどん膨らんでいきました。
友人、漢方の先生、鍼灸の先生達に、
- 整形外科より神経内科が適応
- 体に溜まった湿を取ること(薬膳と、血流促進、湿をだすツボも教わる)
- 大腿神経痛の可能性もあり。鍼通電療法があること
- 刺す鍼が怖い場合、鍼を肌に置くだけでできる治療があること
- 坐骨神経痛の可能性や、半身だけの症状なら帯状疱疹の可能性があること
を教えてもらいました。
お盆中で病院が休診だったため、一番症状が近い大腿神経痛(※)を疑い、
整体にて、股関節周り、腰部分の電気治療、超音波治療を受けました。
※大腿神経痛(太ももの前がヒリヒリする、太ももの外側が痺れる、膝が曲げにくいなど)
お風呂で温まっている間、痛みが緩和したので、並行して自宅で漢方とお灸も行いました。
9日目:ロキソニンのおかげで痛みが和らぎ睡眠確保
朝方になると痛くて目が覚めてしまい、睡眠不足になってしまったことと、
あまりに痛みが長引くと、脳がそれを覚えてしまい、治った後も痛みがなかなか消えない。
という内容を見て怖くなり、この日から鎮痛剤の ロキソニン を飲み始めました。
ロキソニンを飲むと、痛みをだいぶ和らげることができて、
ピリピリ感は残るものの、朝まで寝れるようになりました。
もっと早くから飲んでおけば良かった。と思いました。
10日目&11日目:赤い発疹を発見
痛みが発生してから10日目、漢方とお灸で体を温めながらも、
痛みは依然強いので、朝・昼・晩でロキソニンを飲みました。
そして、その日の晩、発疹を初めて確認しました。
- 右太ももの内側に1つだけ、赤い発疹を発見
ただ、水疱もなく、帯状でもない。
帯状疱疹は帯状に発疹がでると思っていた為、あまり気にせずにいました。
しかし、翌日、
- 右太ももの横側に、1cmくらいの幅で新たな発疹を発見
- 右太ももの全面、鼠径部近くに3cm幅の横に広がる新たな発疹を発見
痛みが発生してから10日、11日目で発疹が増えてきて、
帯状疱疹っぽいなと思いました。
12日目:皮膚科を受診
帯状疱疹は治療が早い方がいい。受診は皮膚科。
発疹が発生してから72時間以内には治療を開始した方がいい。
と知り、すぐに皮膚科へ行きました。
そこでやっと、”帯状疱疹”の診断がでて、投薬治療となりました。
痛みはあるものの、原因が判明したことで、精神的な不安がなくなり、
すごく楽になりました。
この日から、
- アメナリーフ錠200mg 1日2錠 ウィルス感染に治療薬
- アズノール軟膏0.033% 1日2回患部に塗布 炎症を抑える薬
で治療を開始。
帯状疱疹のウィルス感染治療薬はとても高価で、6000円近くしたので、
お薬を受け取りに行くときは、お財布に十分入れておくと良いです。
13日目~15日目:痛みは少しづつ落ち着きはじめるものの、発疹は増える
痛み発生から約2週間経過、ウィルス感染治療薬の開始。
昼間の痛みはかなり楽になり、ピリピリ感から、チリチリ感に変化。
ただ、発疹は薬を飲み始めても、毎日増えていきました。
ロキソニンは、夜、寝る前だけ飲んで、睡眠を確保。
次に、痛みが落ち着いてくると、鼠径部のリンパの腫れと、痛みが気になりました。
- 鼠径部を触ると、小さいコロコロしたリンパの腫れに触れる
- 鼠径部あたりに違和感があり、患部を押すと鈍痛がある
状態で、発疹の増え方は、
- 小さい赤い発疹が、少し水を持ち始める
- 小さい赤い発疹の周りに新たに、小さくて、水疱をかかえた発疹が発現する
状態が続き、発疹を押すとヒリヒリ痛みがでるようになってきました。
15日目:神経修復の薬を追加
12日目に、薬局でお薬を頂く際、帯状疱疹は神経に損傷を負うことがあるため、
神経を修復するお薬も必要かもしれないと教わり、夏季休業明け、痛み発生から15日目
かかりつけの皮膚科病院を受診し、改めて症状を診て頂きました。
そこで
- 帯状疱疹が大腿部なので、鼠径部のリンパが腫れる事があること
- しばらくは腫れが続くこと
- 帯状疱疹としては発疹の出方が小さいけど、帯状疱疹であること
を教えてもらい、新たに下記の薬を頂きました。
- メチコバール錠500 1日3錠 ビタミンB12を補い、神経修復、痛み改善
痛みは、表面のヒリヒリ感、ピリピリ感はかなり治まりました。
湿疹が増えている場所の奥だけ、ズンッとした痛みがでるようになり、
ズキズキした感じが残るので、就寝前だけロキソニンを飲んで、痛みを緩和しました。
痛みは完全に治まりはしないけど、飲むといくぶん痛みが楽になり寝れました。
18日目:右腕に突然湿疹が発現する
帯状疱疹ではないのですが、免疫が大分下がっている様子で、
体を冷やすものを食べてしまった夜、右腕に湿疹が出てしまいました。
免疫を回復させるため、漢方のアガリスク粉末を1日2回飲み、
十分な睡眠を取ったところ、翌日には湿疹は治まりました。
19日目:痛み発生から2週間と4日経過後の状態
お薬を飲み切り、軟膏を毎日患部に塗布した後の帯状疱疹の状態は、
- 水疱が小さくなり、かさぶたが出来てくる
- 痛みは日に日に軽くなるが、患部が冷えるとズキズキ痛む
- ときどき水で濡れたのかな?と思うような冷感が太もも前面に走る
- 夜にロキソニンを飲まなくても寝れるようになる
- 鼠径部リンパのしこりが小さくなり、鈍痛も消失
という状態まで改善しました。
痛みも患部が冷えたときにズキズキする以外は治まってきましたが、
念のため、メチコバール錠500 1日3錠を更に2週間追加で
飲むことになりました。
30日:痛み発生から一か月経過の状態
2週間と4日分のメチコバールを飲み終え、帯状疱疹になってから30日後。
鼠径部のわずかな違和感と、鼠径部近くの軽い痛みを残し回復。
鼠径部の違和感と、痛みは、冷房で冷えたときや、朝方の空気が冷えた時間などに
感じる事が多く、温かいお風呂にゆっくり浸かると軽減されました。
※使いやすい本格お灸:長生灸
※ツボ引用元:OurAge